David Cross 2005.8 来日

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zoom RSS 新譜Closer Than Skinレビュー by 河崎今日子(ヴァイオリニスト)

<<   作成日時 : 2005/07/22 23:40   >>

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これを聴いていると、4月のバンドでの来日にいかれなかったのが返す返すもくちおしい。

1曲目、冒頭で水の流れる音と共に、ZETAのエレクトリックバイオリンの音(わざわざZETAと書くのは、『ZETAの音』としか表現しようのない、特徴的な音だからです)が一緒になって流れるように聴こえてきて、ゆるゆるとヴォーカルがThis is your life, my fried.......と始まった時には、ああ、バンドといっても、ソロの曲調とあまり変わらないパターンなのかな、と思ったのですが、展開したところで、思わず身を乗り出してしまい、あと、のこり9曲ほとんど一気に聴き倒しです。多分、聴く人によっては、「お作法どおり」のプログレッシブロックな部分も多いのでしょうけれど、わたしにはとてもとても全曲心地よかった。

ギターの人のプレイが、プログレっぽくないのも却ってよかったし。クロスやヴォーカルやギターが揺れようが縒れようがベースとドラムのコンビネーションがものすごくしっかりしていて、理想的なリズム体だし。

このアルバムで、クロス氏は 意識してなのか、なーんも考えていないのかわかりませんが、クロス節とでもいうような独特のエモーショナルなフレーズの他に、今回はクラシックヴァイオリン的なフレーズを多用しています。初期バロックみたいなリフもあったりしますが、それが無理やりねじ込んだような不自然さがなく、去年インタビューしたときにクロス氏の言っていた言葉、「今はすごくハッピーだよ」の意味は、つまりこういうことであったか、とひとりで勝手に納得したりして聴いていました。
いろんなヴァイオリニストの演奏を聴くけれど、今まで聴いた中では1.2を争う自由なヴァイオリンを聴いた気がします。
…こんなこと書いたらなんですけど、クロス氏、昔より上手くなった… 爆

いろいろな意味で辛かったというクリムゾン時代を経て、肩の力を抜いて、自由になった「ハッピー」さが、伝わってきました。アルバムを聴くにあたって、わたしは自分もまたヴァイオリンプレイヤーであるという立場で聴けることを今回初めて特権だと思ったかもしれない。

~猫とヴァイオリンと~Fiddler’s muttering より転載

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